Friday, November 30, 2012

とらやカレンダー2013

明日から師走。
2012年も残すところあと僅かとなり、1年をともにしたカレンダーとも
もうすぐお別れです。

「来年のカレンダー、なにか素敵なものはないかしら…」と
思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

そんな皆さまに、今日は『とらやカレンダー』をご紹介いたします。





















このカレンダーは、「菓子見本帖」の絵をモチーフとしており、
季節の移ろいを菓子の意匠で楽しんでいただくことができます。

「菓子見本帖」については、このブログでも何度かご紹介しましたが、
菓子の絵と菓銘を記したデザイン帳のことで、今でいう商品カタログの
ような役割を果たしていました。
また、店の菓子を記録して後世に伝える役割もあったようです。














                    新製御菓子繪圖(しんせいおかしえず)


とらやの見本帖は全部で13冊あり、最古のものは元禄8年(1695)に作成されました。
2013年のカレンダーは、文政7年(1824)の「新製御菓子繪圖(しんせいおかしえず)」
から絵柄を選んでいます。
新しく考案された菓子を主に収録したと考えられ、当時の好みや流行がうかがえるようです。














見本帖の絵は、単純ながらも菓子の意匠の美しさ、
造形の面白さがよく表現されています。
また、どこか心が和むような、不思議な魅力も感じることができます。
絵画的技法を意識することなく、淡々と描かれたような雰囲気が、
独特の魅力を生んでいるのかもしれません。

「菓子見本帖」の絵柄を生かした、シンプルなデザインの『とらやカレンダー』は、
どのようなお部屋にもお使いいただけると思います。

付録の菓子の解説書をお読みいただければ、
菓子に込められた物語から、更に季節を感じていただくことができます。

2013年は、ぜひ『とらやカレンダー』とともにお過ごしください。


--------------------------------------------------------------------------------------------------------
『とらやカレンダー2013』
   販売期間:1月上旬まで
   販売店:赤坂本店・東京ミッドタウン店・銀座店・日本橋店・帝国ホテル店・御殿場店
         日本橋三越・新宿伊勢丹・新宿髙島屋・府中伊勢丹・立川髙島屋・立川伊勢丹
         町田小田急・京都一条店・京都四条店・京都髙島屋・JR京都伊勢丹・
         名古屋三越・名古屋髙島屋・梅田阪急・難波髙島屋
   価格:1,575円(税込)
   サイズ:20.5×10.1×1.8㎝
   用紙:和花紙
   版式/色数:オフセット4色
※数量限定につき、販売終了が前後する場合がございます。
※今年は、とらやの想いに共鳴してくださるお店でも販売中です。
    関東:Gallery & Shop“DO”CLASCA) ・ shop 様方堂(折形デザイン研究所)美篶堂
    関西:くるみの木月草) ・ 恵文社一乗寺店      セレクトショップ京
--------------------------------------------------------------------------------------------------------

ご意見お待ちしています
E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Monday, November 26, 2012

虎屋菓寮 京都一条店|紅葉が見ごろです

このところの冷え込みで、庭の紅葉がきれいに色づきました。















午前中は、陽が当たりひときわ美しく見えます。

















庭と反対の一条通り側です。

















夕方からはライトアップしています。

夕闇のなかで水鏡に揺れる紅葉には、なにか特別な魅力が感じられ、
中には肌寒さをものともせず庭に面したテラスにある特等席で
和菓子とライトアップされた紅葉を楽しむお客様もいらっしゃる程です。


京都一条店から程近い京都御所の紅葉も今が盛りです。
紅葉狩りで歩きつかれたら、ぜひ虎屋菓寮 京都一条店へ立ち寄りください。


※画像は11月20日(水)のものですが、11月末までは色づいた紅葉を楽しめそうです。

-------------------------------------------------------------------------------------
虎屋菓寮 京都一条店
   営業時間:平日 11:00~18:00(オーダーストップ17:30)
                   土日祝日10:00~18:00 (オーダーストップ17:30)
   住所:
京都市上京区一条通烏丸西入 (地図)  
   電話:075-441-3113
-------------------------------------------------------------------------------------

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Friday, November 23, 2012

とらや東京ミッドタウン店|トークイベントのご案内

とらや東京ミッドタウン店で開催中の 第26回企画展「こけしと出会う」 に関連して
トークイベント「こけしと出会いましょう」を開催いたします。

登壇者は、今回の企画展にご協力いただいた野地三起子氏・軸原ヨウスケ氏・甲斐みのり氏です。
    野地三起子氏     福島県で活動されている土湯系工人(こけし職人)。
                                 野地氏のブログは こちら
    軸原ヨウスケ氏   デザインユニット cochae(コチャエ)として武田美貴氏とともに活動。
                                 詳しくは ホームページ をご覧ください。
    甲斐みのり氏      文筆家。旅や散歩、お菓子に手土産、雑貨と暮らしを中心に執筆。
                                 主宰するLoule(ロル)の活動は こちら


奥深いこけしの話はもちろん、こけしの産地である東北を巡る旅から企画展開催までの
裏話まで、あれこれとお話ししていただく予定です。

参加者の方全員には、軸原ヨウスケ氏と甲斐みのり氏の着想でデザインし、野地三起子氏が
製作したオリジナルのおみやげこけし(3寸)を1本ずつプレゼントいたします!

リボンのようでもあり水引のようでもある胴模様が印象的な姿は、ここでしか手に入らない
貴重なこけしになるかもしれません・・・。



現役の工人さんのお話を、東京で伺える貴重な機会です。
ぜひ、「とらやこけし」のモチーフにもなった羊羹『髙根羹』をお召し上がりになりながら、
トークイベントお楽しみください!


どうぞ、とらや東京ミッドタウン店までお申し込みください。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。


-----------------------------------------------------------------------
トークイベント「こけしと出会いましょう」
   登壇:野地三起子(土湯系工人)
             軸原ヨウスケ(COCHAE、コゲスンボコ社)
             甲斐みのり(文筆家)
   会場:虎屋菓寮 東京ミッドタウン店
   日時:2012年12月7日(金) 18時00分~19時30分(17時30分開場)
   価格:4,200円(税込)*おみやげこけし付
   定員:28名(お申込順)
   申込:TEL 03-5413-3541(とらや東京ミッドタウン店

第26回企画展「こけしと出会う」
   期間:2012年10月2日(火)~12月17日(月)
   会場:とらや東京ミッドタウン店(店舗併設ギャラリー)
   東京都港区赤坂9‐7‐4
   時間:11:00~21:00
*協力(敬称略・順不同)
   コチャエ・コゲスンボコ社・甲斐みのり・美轆会・西田記念館
-----------------------------------------------------------------------

とらや東京ミッドタウン店
E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Thursday, November 22, 2012

『万千巻』

「千」「万」は、長寿や祝賀を祝う折によく使われます。
今日ご紹介する『万千巻(まんせんまき)』の「万千」は、この両者を組み合わせた言葉で、数の多さや
永久に物事の続くことを意味しています。

 

『万千巻』の意匠をご覧ください。
初出は天保11年(1840)。
当時の人たちは、華やかな色づかいや幾重にも渦をなす意匠に、慶びや幸いが末永く続くように
願いを込めたのではないでしょうか。

 
大正時代に描かれた菓子絵図帳(左の画像)をご覧ください。

数物御菓子見本帳(大正7年)の参頁には、『万千巻』とともに、寛政12年(1800)初出の『巻水(まきみず)』と、天保2年(1831)初出の『千代の菊(ちよのきく)』が描かれています。

池や湖のほとりに広がる水紋を思わせる
『巻水』、菊にあやかり末永く幸福が続く
ようにとの願いが込められた『千代の菊』。

同じような姿かたちをした羊羹製の「巻きもの」でも、その意匠と菓銘から受ける印象が違うのではないでしょうか。

既に気付きかと思いますが、『万千巻』は左巻き、他の菓子は右巻きです。
その理由はわかりませんが、とらやの「巻きもの」には右巻きが多いようです。



季節の生菓子は、毎月2回・半月ごとに種類が替わります。
11月後半は、『万千巻』を含めた6種類をおつくりしています。
詳しくは とらやホームページ をご覧ください。
 
 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------
『万千巻』
   ※小麦を含む
   販売期間:2012年11月16日(金)~11月30日(金)
   価格:420円(税込)
   販売店:赤坂本店・東京ミッドタウン店・銀座店・日本橋店・帝国ホテル店
                 新宿伊勢丹・玉川髙島屋S・C・アトレ目黒1・横浜そごう
                 京都一条店・京都四条店・京都髙島屋・大丸京都店・ジェイアール京都伊勢丹
---------------------------------------------------------------------------------------------------------

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Wednesday, November 21, 2012

"YOKAN collection"


2012年1121日(水)より、JR大阪三越伊勢丹にて
"YOKAN collection in JR OSAKA MITSUKOSHI ISETAN"がはじまりまりました。

全国各地の老舗・銘店が自慢の羊羹を出品する羊羹の祭典"YOKAN collection"
4回目の開催となる今回は、全国47都道府県から90の羊羹が勢ぞろいします

とらやは、伝統の羊羹に加え
色とりどりの愛らしい羊羹『花晴(はなはる)』や、
通常はパリ店限定の『羊羹auショコラ』をはじめ、
YOKAN collectionにあわせておつくりした新作羊羹を販売します。




『満ちる月(みちるつき)』















虎屋文庫展「和菓子を作る 職人の世界」にあわせた創作棹菓子コンテストで、
一番人気の羊羹を商品化しました。
琥珀製の満月が山の向こうに浮かんだ詩的な情景の羊羹です。
   ・価格:1切れ388円(税込)*お1人様分にカットして販売します
   ・重量:NET63g
 






『花晴』

















2010年に「ミナ ペルホネン」デザイナー皆川 明氏のデザインにより誕生した羊羹です。
YOKAN collection にあわせ、新しい味(画像:手前から2番目・3番目)も加わりました。
   ・限定数:各日計180本限り
   ・価格:1本:315円
   ・重量:NET25g

   ・サイズ:直径約3cm(全長約11.5cm)




 『羊羹auショコラ』

















ビターチョコレートとラム酒を加えた羊羹に、グラニュー糖をまぶした一口サイズの菓子です。
チョコレート風味と羊羹の食感の、意外な相性の良さをお楽しみください。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの節はご容赦ください。
   ・価格:1箱(9個入)1,260円(税込)
   ・重量:NET90g
   ・箱サイズ:10.0×10.0×2.0cm



YOKAN collection では、通常はご当地でしか買うことができないものや、予約しないと入手が難しい
ものなど、さまざまな「YOKAN」を取り揃えるとともに、楽しい企画やイベントが用意されています。
詳しくは、JR大阪三越伊勢丹のホームページをご覧ください。

皆さまにきっと〝わくわく〟していただける羊羹の祭典"YOKAN collection"。
ご家族やお友達をお誘い合せのうえ、ぜひお運びください。

------------------------------------------------------------------------------------------------
"YOKAN collection in JR OSAKA MITSUKOSHI ISETAN"
   会場:JR大阪三越伊勢丹 10階催物場
   期間:2012年11月21日(水)~26日(月)
            ※最終日は午後6時に閉場となります。
------------------------------------------------------------------------------------------------
E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Monday, November 19, 2012

お汁粉で温まる冬

日ごとに寒さが増し、吐く息が白くなる季節が近づいてきました。
このような季節に、虎屋菓寮の温かいお汁粉はいかがでしょうか。


小豆の風味を大切にした、和三盆糖仕立てのお汁粉です。
きめ細かな和三盆糖の風味と、こくのある甘みが特徴です。
こんがりと焼いたお餅と一緒にお楽しみください。











画像の小倉汁粉(つぶ餡)のほかに、
御膳汁粉(こし餡)と白小倉汁粉
(白小豆を使ったつぶ餡)もございます。






御殿場店では、その土地ならではのお汁粉もご用意しております。
白小倉(白小豆)の風味と、御殿場周辺産の「みくりや煎茶」の香りを
お楽しみいただる、御殿場店限定のお汁粉『煎茶汁粉』です。




















とらやでは、それぞれの和菓子や甘味にあわせて
原材料となる小豆や餡の仕上げ方を違えています。
『お汁粉』もそのひとつで、小倉汁粉の小豆の粒には「1.9上」と
呼ばれる少し大きめの選小豆(よりしょうず)だけを使うなど
の工夫をしています。



これからますます厳しくなる寒さに負けないよう、
『お汁粉』で体も心も温まってみてはいかがでしょうか。



---------------------------------------------------------------------------
『お汁粉』
   御膳・小倉・白小倉
   価格:1,155円(税込) *帝国ホテル店のみ1,470円(税込)
   取扱店:虎屋菓寮全店 *TORAYA TOKYOは小倉汁粉のみ
『煎茶汁粉』
   価格:1,155円(税込)
   取扱店:御殿場店
※お持ち帰り用にレトルトタイプの『お汁粉』もご用意しています。
   詳しくは こちら をご覧ください。
--------------------------------------------------------------------------

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Wednesday, November 14, 2012

お赤飯の日

皆さまは「お赤飯の日」をご存知でしょうか?

「お赤飯の日」は、全国の神社で五穀を奉る行事「新嘗祭」が行われる11月23日(勤労感謝の日)にあわせて、2009年にお赤飯の日制定委員会(現 赤飯文化啓発協会)により定されました。
    *新嘗祭: 天皇が新穀を天神地紙にすすめ、また、親しくこれを食する祭儀。
       古くは陰暦11月の中の卯の日に行われた。近時は11月23日に行われ、祭日の一とされたが、現制ではこの日を
       「勤労感謝の日」として国民の祝日に加えた。   [広辞苑より]




とらや赤坂本店では、「お赤飯の日」にあわせて『赤飯』を店頭販売いたします。
通常は、3日前までにご予約いただきおつくりしている商品です。

とらやの『赤飯』は、色が濃く、小豆の風味ともち米のしっかりとした食感が特徴と言われています。
関東では「ささげ」を使った赤飯も好まれていますが、とらやでは小豆を使っています。
小豆は腹割れ(豆粒がわれてしまうこと)しやすいため、煮上げる時も、もち米とともに蒸し上げる時も、割れて小豆の風味が薄れることがないように丁寧に作業しています。

ぜひこの機会に、和菓子屋ならではの『赤飯』をお試しください。

※2012年2月のブログ〝とらやの『赤飯』〟もご覧ください。



---------------------------------------------------------------------------------------
『赤飯』
   販売日:2012年11月23日(金・祝)  *12:00より販売します
   販売店:赤坂本店
   価格:1,628円(税込)
   重量:NET500g

※とらやは、全国和菓子協会加盟店として赤飯文化啓発協会の活動を紹介しています。
---------------------------------------------------------------------------------------

<虎屋菓寮のご案内>

その日の朝に御用場で作られた『赤飯』を、冬場(10~5月)に
お出ししています。
和菓子屋ならではの『赤飯』をお召し上がりください。

   販売店:赤坂本店・東京ミッドタウン店・銀座店・帝国ホテル店
                 京都一条店・京都四条店
   販売期間:10月~5月




 ご意見おまちしています。
E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Sunday, November 11, 2012

帝国ホテル×とらや|特製あんぱん

とらや帝国ホテル店と帝国ホテル ホテルショップ「ガルガンチュワ」では、とらやこだわりの餡をつかい、帝国ホテルの職人が焼く『特製あんぱん』を販売しています。

                   御膳餡入 抹茶ブリオッシュ(画像左)
                   小倉餡入 クロワッサン(中)
                   白御膳餡入 ブリオッシュ(右)


帝国ホテル と とらや の共同商品への試みは、2004年8月20日のとらや帝国ホテル店開店の頃から幾度となく行われて参りました。
そして、試行錯誤の後に完成したのがこの『特製あんぱん』です。
とらやの餡の持ち味を生かすよう、パン生地との相性やバランスに工夫を凝らした『特製あんぱん』を、ぜひこの機会にお試しください。

------------------------------------------------------------------------
『特製あんぱん』
   *卵・乳・小麦・大豆を含む
   価格:3個入1,575円(税込)
   販売店:とらや帝国ホテル店
                 帝国ホテル東京 ガルガンチュワ 
   販売期間:2012年11月1日(木)~12月16日(日)
                   ※各日とも12時から販売いたします。
                   ※売切れの際はご容赦ください。
------------------------------------------------------------------------


特製羊羹『黎明(れいめい)』

帝国ホテル東京メインロビーの大壁面「黎明」をモチーフにおつくりした、もうひとつの限定商品です。
『黎明』は、ランデブーラウンジで大壁面を前にお召し上がりいただくこともできます。
詳しくは こちら をご覧ください。

価格:3,675円(税込)
販売店:とらや帝国ホテル店
販売期間:2012年11月1日(木)~11月30日(金)
               ※売切れの際はご容赦ください。


E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Friday, November 09, 2012

『残月』の製造風景

明け方まで空に残る月は、古来「残月」「有明月」と呼ばれ、俳句や短歌にも数多く詠まれています。
生姜入焼菓子『残月(ざんげつ)』は、丸く焼いた小麦粉の生地を半折りにして表面にすり蜜を塗り、薄雲が掛かった「残月」を表現しています。




ふくらし粉を使わず小麦粉や卵といった素材の持ち味をいかして作られる生地と、丁寧に塗られた蜜の表情、そして硬めの皮と餡と生姜の風味がつくる他にはない味が、『残月』の特徴です。
今日のブログは、このような『残月』の製造風景をご紹介します。

京都工場の御用場(製造現場)の画像をご覧ください。

「一文字」と呼ばれる銅の上で、『残月』の生地が焼かれています。
表面をきつね色になるまで焼いた後、裏返して内側を軽く焼きます。
きれいな形に生地を流すだけでなく、銅の温度や焼き時間などに気をつかいます。

左の画像は、生地(皮)に餡をのせ半折にしている場面です。
折り目で生地が割れたり、餡の水分が生地(皮)に染みることがないように、丁寧かつ素早く作業を行います。
半折にした後、まだ熱い菓子を手にとり、手の付け根をつかいかたちを整えます。
『残月』づくりを経験すると、次第に手の皮が厚くなります。
仕上げに、すり蜜を引いている(塗っている)場面です。
刷毛につける蜜の量と刷毛の使い方で、繊細なすり蜜の表情ができあがります。
この作業のコツを覚えるまでには時間が掛かります。
前の工程できれいに包餡されていると、すり蜜も引きやすくなります。







『残月』づくりには、マニュアルに書くことができない「技」や「コツ」が数多くあます。
ひとつひとつの作業を、丁寧に心を込めて行う職人の手で生み出された『残月』を、ぜひお召し上がりください。

昨年のブログ〝フィリップ・ワイズベッカーさんの『残月』〟では、フィリップ・ワイズベッカー氏が描いた絵とともに歴史もご紹介しています。


---------------------------------------------------------------------------------------
生姜入焼菓子『残月』
   *卵・小麦を含む
   価格:273円(税込)
            化粧箱入は、5個入(1,575円)~18個入(5,145円)までご用意しています。
   賞味期限:製造から21日
---------------------------------------------------------------------------------------

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Tuesday, November 06, 2012

TORAYA TOKYO|富士山便

TORAYA TOKYO では、富士山のふもとにある〝とらや工房〟から日替わりで菓子を取り寄せています。







菓子屋の原点を見つめなおし、 気負いなく、ありのままに、素朴で無骨で、地域とのつながりや自然とともにある。
このような菓子屋の姿を目指しているのが〝とらや工房〟です。

ひとつひとつ手づくりされた和菓子を、富士山便をつかい取り寄せています。

[富士山便]
   月曜      大福                                                      252円(税込)
   火曜      どら焼き                                                 252円(税込)*卵・小麦を含む
   水曜      人形焼(2個入)                                        252円(税込)*卵・小麦を含む
   木曜      どら焼き                                                 252円(税込)*卵・小麦を含む
   金曜      人形焼(2個入)                                        252円(税込)*卵・小麦を含む
   土曜      どら焼き                                                 252円(税込)*卵・小麦を含む
   日曜      TORAYA あんパン(こしあん・小倉あん)  各168円(税込)*卵・乳・小麦を含む
   ※日曜は TORAYA CAFÉ より、あんパン便として取り寄せています。



〝とらや工房〟は、富士山のふもとの御殿場市東山に位置しています。


茅葺きの山門が〝とらや工房〟の入口です。






竹林に囲まれた工房へとつづく小道です。


しばらく進むと、池越しに工房が見えてきます。
建物には、菓子づくりをする厨房・販売所・喫茶席が配されています。
このような自然のなかで、季節を感じながら、菓子をおつくりしています。






※とらや工房の詳しい情報は こちら をご覧ください。

富士山便は、その日の朝に御殿場を出発するため、到着次第(11時頃)の販売開始となります。
また、数に限りがありますので、夕方には売切れとなる場合がございます
ご予約も承っておりますので、ぜひ TORAYA TOKYO で〝とらや工房〟の菓子をお試しください。


------------------------------------------------------------------------------------------
TORAYA TOKYO
   所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル2 階
               ※JR「東京」駅 丸の内南口直結
   電話:03-5220-2345  ※10/3(水)より開通
   営業時間:10:00~21:00(平日・土曜) 10:00~20:00(日曜・祝日)
                   ※祝前日は21:00 まで。
                   ※喫茶オーダーストップは閉店の30分前です。
   年中無休
------------------------------------------------------------------------------------------


ご意見お待ちしています
E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Saturday, November 03, 2012

第75回 虎屋文庫資料展 のご案内

2012年11月1日(木)より、第75回 虎屋文庫資料展〝お宝満載! 吉田コレクション「蘇る 江戸~明治の和菓子の世界」展〟がスタートしました。
11月30日(金)まで開催される本展は、和菓子研究家吉田隆一氏が所蔵する約3,000点の菓子資料から、錦絵・製菓道具・版本などを展示いたします。
詳しいご案内は、とらやホームページ をご覧いただくこととして、今日のブログでは現代の広告や商品パッケージにつながる資料をご紹介します。




■  引札(カステイラ長崎直傳 萬屋五峯製)

















現代の広告チラシにあたる、カステラの引札(ひきふだ)です。
「大根おろしや山葵との取り合わせを薦める」「旅行に携帯して水の代わりにする」
「二日酔いに効く」などの宣伝文句が書かれています。







■  切手(羊羹)大黒屋正信



 
















「切手」といっても、郵便に使うものではなく、現在の商品券にあたるものです。
饅頭や羊羹など、記載商品と引き換えことができました。




■  団扇絵引札(新装開店ご案内川越屋庄司)

 

幕末頃の、団扇(うちわ)の絵の部分です。
現代と同様に、団扇に宣伝文句を書いたものを配布し、呼び込みなどに使っていたようです。
当時の光景を思い浮かべると、とても興味深く感じられます。
菓子の名前の部分にご注目ください。
「かしハもち」(柏餅)には柏の葉が、「まつの雪」には松の挿絵がそえられています。
現代の、商品写真付の団扇ということでしょうか。



■  菓子袋(御菓子御殿山ノ花東都名所雪月花の内)




















最後は、商品のパッケージ、いわゆる菓子袋です。
菓子名や店名以外に、錦絵が刷られることも多かったようです。
この袋には、江戸近郊の桜の名所である品川御殿山からの眺めが描かれています。



会場となる虎屋ギャラリーには、菓子関連の製造道具・版本・写本など約120点、再現菓子など約60点を展示しています。
皆さま、この機会にぜひ虎屋ギャラリーにお運びください。

また、図録『蒐(あつ)める楽しみ 吉田コレクションに見る和菓子の世界』(定価1,600円)には、今回展示することができない品々も掲載されていますので、ご自宅で幅広いコレクションをお楽しみください。


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
第75回虎屋文庫資料展 お宝満載!吉田コレクション「蘇る 江戸~明治の和菓子の世界」展
   会期:2012年11月1日(木)~11月30日(金)
   時間:10:00~17:30
   場所:東京都港区赤坂4-9-22 虎屋ギャラリー(虎屋ビル2階)
   入場無料・会期中無休
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 


<講演会のご案内>
※11/7(水)をもって、応募は締め切りとさせていただきました。
  多くのご応募ありがとうございました。

講演会1  「蒐める喜び 資料から和菓子の歴史を探る」
   講演:吉田隆一氏(和菓子研究家)
 日時:11月18日(日)14:00~15:30
   場所:虎屋ビル 4階ホール
講演会2  「菓子袋・菓子箱と商標」
   講演:浅野秀剛氏(大和文華館館長)
 日時:11月25日(日)14:00~15:30
   場所:虎屋ビル 4階ホール

※応募方法ご希望の講演名・日にち・参加希望人数(2名様まで)・代表者の住所・氏名・電話番号を明記の上、往復はがきで下記虎屋文庫まで、お申し込みください。
  *はがき一枚につき1講演有効
  *11月7日(水)必着
  *応募多数の場合は抽選とさせていただきます
  

また、展示期間中の毎週月曜日・11月10日(土)・11月14日(水)には、10:30より会場での展示解説も開催しています。
予約は不要ですのでぜひご参加ください。



虎屋文庫
電話:03-3408-2402
E-MAIL:bunko@toraya-group.co.jp

Friday, November 02, 2012

山路の錦 と 亥の子餅

朝夕冷え込む季節となり、日に日に秋の深まりが感じられます。
今日のブログは、このような季節を映した11月の生菓子をご紹介します。


『山路の錦(やまじのにしき)』                                                                                                                                     photo by Hisamitu Yasumuro





























虎屋菓寮 京都一条店の紅葉が色づきはじめましたが、彩り豊かに染まるまでにはまだしばらく
掛かりそうです。 
紅葉の鮮やかさは錦にもたとえられます。
『山路の錦』は、色づき重なりあう紅葉の葉をかたどった、華やかな意匠の生菓子です。
餡はとらやでは数少ない肉桂(にっけい)入りの御膳餡で、独特な風味をお楽しみいただけます。
初出は大正7年(1918)。
紅葉を3色に染め分けた大胆なデザインに、大正時代のモダンさや自由が感じられます。



『亥の子餅(いのこもち)』














『亥の子餅』は、茶道の炉開きにも使われる伝統あるお菓子です。
その歴史は古く、『源氏物語』の「葵」の帖にも登場します。
多くの和菓子店でそれぞれの味で作られますが、とらやの『亥の子餅』は、
鎌倉時代の文献にある製法を参考に、きな粉・干柿・黒胡麻を混ぜ込んだ
餅製の生地で御膳餡を包んだものです。
炉開き(2012年11月22日)にあわせて、ぜひ『亥の子餅』をお召しあがりください。



-----------------------------------------------------------------------------------
『山路の錦』
   羊羹製 御膳餡肉桂入
    ※小麦を含む
   販売期間:2012年11月1日(木)~11月15日(木)
   価格:420円(税込)
『亥の子餅』
   餅製 御膳餡入
    ※大豆を含む
   販売期間:2012年11月1日(木)~11月30日(金)
   価格:420円(税込)
-----------------------------------------------------------------------------------

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Thursday, November 01, 2012

虎屋菓寮 京都一条店|秋の気配

虎屋菓寮 京都一条店の庭に、秋の気配を見つけました。




















紅葉が色づきはじめました。
例年、11月下旬が見ごろです。












蔵の影では、ひっそりと
菊が咲いています。








路地にはホトトギスが
咲いています。





京都御所の一般公開が、10月31日(水)に始まりました。
普段は、事前に見学の申し込みが必要ですが、この期間(2012年10月31日~11月4日)
は自由に入場することができます。













毎回異なる趣向で、御所の儀式や生活の場面が人形で
再現されています。
今回は御三間(おみま)で、明治天皇が習字の師範と
された有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみや たかひとしんのう)
にご挨拶されている様子です。




京都御所散策の後は、ぜひ虎屋菓寮 京都一条店にお立ち寄りください。
隣接した虎屋 京都ギャラリーでは、虎屋所蔵品展 近世の絵画展 を開催中です。


E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/
ページの先頭
Copyright © 2000. TORAYA CONFECTIONERY CO., LTD. All Rights Reserved.