Friday, December 30, 2011

赤坂本店の凧






























赤坂本店(虎屋ビル)に、年末年始恒例の凧が取り付けられました。
とらやにとっては、これも新しい年を迎える準備のひとつです。



今年、新たに絵師さんに描いていただいた、大きな「干支凧」と「六角凧」
の原画をご紹介します。
 

 この画像は、青山通りの赤坂見附側に揚げた、
「六角凧」の原画です。
武者絵のモチーフとなっているのは、平安中期
の武将「源 頼光」です。
高さ5.5メートル・幅4.4メートルの大きな凧は、
道を挟んだ豊川稲荷前からの眺めがお勧めです。
「干支凧」の原画です。
絵師さんへ、「力強く天に昇る龍を」とお願して描いて
いただきました。
原画の背景は橙色に近いものですが、「干支凧」は
新年を寿ぐ思いを込めて、背景を赤く染めました。
青山一丁目から青山通りを走行中の方からは、この
大きな凧を真正面に望むことができます。
大きさは、高さ5.3メートル・幅3.4メートルです。




















赤坂本店入口前から見上げてみました。












夕暮れ時から23時まで、
ライトアップされます。


凧の装飾は1月15日(日)までです。
お近くへお越しの際は、ぜひご覧ください。


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Thursday, December 29, 2011

年始まわりのひと工夫に

「師走」の語源のひとつに、「年の終わりのこの時期は人の上に立つ師匠ですら
忙しく走り回るほどであるから」というものがあります。
皆さまも、新しい年の準備に奔走されていらっしゃるのではないでしょうか。

今日は、〝年始まわりのひと工夫に〟と準備した、平成24年(2012)の干支「辰(龍)」
をデザインした「掛紙」と「ワンタッチカートン」をご紹介いたします。



























ブログをご覧の皆さまは既にお気づきでしょうが、この「干支掛紙」は『新年限定パッケージ
小形羊羹』と連作で、龍が勇ましく天空を駆ける姿をデザインしたものです。

画像の「掛紙」には、「お年賀」の上書きが書かれていますが、上書きが書かれて
いないものも制作しています。
新年を寿ぐこの季節ならではの「掛紙」として、新年のご挨拶やお土産などに幅広
くお使いください。
*全店でご用意しています。ご注文の際には、「干支の掛紙で」とお申し付けください。


左の画像は、「ワンタッチカートン」です。
ご近所さまや身近な皆さまへ、ちょっと
したお年賀の品をお使いいただけるよう
に、簡単な紙箱をご用意いたしました。
画像の『御代の春』3個がピッタリ収まる
ほか、『虎屋最中』2個、『小形羊羹』4本
などを入れることができます。





今日ご紹介したほかにも、平成24年(2012)の干支「辰」にちなんだ干支羊羹『翔龍』
干支生菓子をご用意しております。
「干支掛紙」と組合せて、新しい年の贈り物としてご用命ください。


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「干支掛紙」
    全店にてご用意しております。
    ご注文の際には、「干支の掛紙で」とご用命ください。
「ワンタッチカートン」
    御代の春3個入:525円
    虎屋最中2個入:473円
    小形羊羹4本入:893円   など
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年末年始(12月31日~1月3日)の直営店の営業時間をお知らせいたします。
詳しくは、こちらをご覧ください。
*赤坂本店では、元旦早朝営業もいたします。


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Tuesday, December 27, 2011

御題・干支生菓子のご案内



ご覧いただいているのは、平成24年(2012)の宮中の歌会始のお題「岸」と、干支「辰」
にちなみ考案された、とらや最新の生菓子です。
今日のブログは、この〝御題・干支 生菓子〟のご案内とともに、これらの菓子が
どのように提案され選ばれていくのかをお伝えします。


先ずは、考案された生菓子(上の画像)を、上から順にご紹介いたします。

 『貝ひろい(かいひろい)』
     御題生菓子  羊羹製  黒糖餡入
     平成24年(2012)の宮中歌会始のお題「岸」にちなんだお菓子です。
     羊羹製の生地で黒糖餡を包み、貝をかたどったお菓子で、表面の濃淡が波の打ち
     寄せる海岸なども思わせます。

『岸の眺め(きしのながめ)』
     御題生菓子  きんとん製  小倉餡入
     平成24年(2012)の宮中歌会始のお題「岸」にちなんだお菓子です。
     向こう岸に霞むように見える花の様子を、黄・紅・緑のそぼろで表わしました。
     やわらかな春の日差しの下、花が織りなす色模様は、心をあたためてくれることで
     しょう。

『雲井の龍(くもいのりゅう)』 
     干支生菓子  桃山製  特製御膳餡入(飴餡と御膳餡を混ぜ合わせたもの)
     平成24年(2012)の干支「辰」にちなんだお菓子です。
     「雲井」は雲のあるところの意で、「空」や「天上」を表わします。「龍が吟ずれば雲起
     こる」という禅語がありますが、『雲井の龍』は大空を飛翔する龍のまわりに、次々と
     湧き立つ雲を思わせるお菓子です。

『辰の息吹(たつのいぶき)』
     干支生菓子  黄身餡製  紅餡入
     平成24年(2012)の干支「辰」にちなんだお菓子です。
     龍は神獣・霊獣であり、日本では水の神として各地で信仰の対象となっています。
     紅餡を卵の黄身を使用した緑餡で包んだ『辰の息吹』は、龍の力強さ、生命力を
     感じさせます。



12月22日のブログ〝御題羊羹『春のみぎわ』〟でもご紹介いたしましたが、とらやでは
毎年、社内公募により御題菓子・干支菓子の意匠や菓銘を考案しています。
毎年1月中旬に開催される宮中歌会始で、翌年のお題が発表されると同時に、御題・
干支菓子の図案募集が開始されます(2011年は1月14日、来年2012年は1月12日に発表)
そして3月後半、全社から図案が集められ、1次審査が行なわれました。
今回の御題・干支菓子は、応募図案約1,500点(御題・干支合計)のなかから
選ばれたものです。
審査は、生菓子や羊羹の製造を担当する職人、
店舗で販売にあたるもの、そして事務に携わる
ものなど十数名で行なわれます。
この画像は、1次審査終盤に、ある程度まで絞り
込まれた図案を前に議論している場面です。
1次審査を通過した図案は、2次審査に向け
その製法や素材などが検討され、試作の準備が
されていきます。
今年の2次審査では、数十種の御題・干支菓子候補が試作され、その中から審査者により
選ばれたものが、試作をくり返し商品として仕上げられていきます。


最後に、干支生菓子『辰の息吹』を考案した、御殿場工場で羊羹の包装などを担当する
女性社員のコメントをご紹介いたします。

    Q.菓子に込めた思いを聞かせてください。
       辰年は力強く輝き、上昇する年になってほしいと願い、赤・緑・金の鮮やかな色彩で、
       勇ましい龍が希望を抱いて力強く飛び出そうするさまを表現しました。金箔で輝きと
       豪華さを出しました。イメージを形にするのは難しかったです。
    Q.いまの気持ちはいかがですか。
       図案が商品化されて夢のようです。ありがとうございました。

この絵が、考案者の図案です。
商品化された菓子が図案に忠実につくられていることを
お分りいただけると思います。

菓子の図案が商品として完成させるまでには、考案者だけでなく、その完成に携わるもの
それぞれの苦労があると思われます。しかし、いま改めて関係者の話を聞くと、商品化され
とらやの菓子として残されていくことや、お客様に買っていただけることへの喜びが、
苦労を上回っていることが感じられます。
御題・干支生菓子は、年末年始のこの時期だけの特別な生菓子です。
新年のお集まりやお手土産など、皆さまにきっとお喜びいただけると思います。

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御題・干支 生菓子
  販売価格:420円(本体価格:400円)
  販売期間:12月16日~1月15日
  販売店:生菓子販売店
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Sunday, December 25, 2011

東京ミッドタウン店|祝いの樹花 松竹梅と桃 展

2011年12月15日より、とらや東京ミッドタウン店併設のギャラリーにて、
「祝いの樹花 - 松竹梅と桃 - 」展を開催しています。

お正月を飾る「松竹梅」、雛祭りを彩る「桃」や「橘」、端午の節句には「柏の葉」
で包まれた『柏餅』など、慶事や伝統行事を飾る植物には、古くから日本人の
願いが込められています。
今回は、このような「祝いの象徴の植物」をテーマに、会期を前後半にわけ、
前期(2011年12月15日~1月31日)は「松竹梅」、後期(2012年2月1日~3月13日)
は「桃」に焦点をあてご紹介しています。















開催中の前期展示の画像をご覧ください。
中央の展示台では、「松竹梅」の意匠の菓子(アクリルカバー部分)とともに、
お正月を寿ぐ寄せ植えの盆栽をご紹介中です。

そこで今日は、展示企画担当者に、展示にご協力いただいた江戸時代創業の
老舗盆栽園 清香園さまのことや、展示の見どころを聞いてみました。

Q.清香園さまとの出会いは?
A.企画のテーマが決まったときに「盆栽を展示したい!」と思い、埼玉県
さいたま市の盆栽町を訪ねたことがきっかけです。
盆栽町には歴史ある盆栽園がいくつも集まっているのですが、その中で
5代目家元の山田香織氏が積極的に新しい試みを行なっている清香園さま
に、とらやの菓子づくりと共通する想いを感じ、ご協力いただけるようお願い
しました。

Q.前半展示の見どころは?
A.なんといっても、松竹梅の寄せ植え盆栽です。
今回の企画展のためにご用意いただいた、ギャラリーの雰囲気にぴったりの
モダンな誂えの作品です。
盆栽は一定期間陽にあてなければいけないため、1週間毎に交換していきます。
このため、梅の花がつぼみから徐々にほころんで咲くまでを、会期中に何度も
お楽しみいただくことができます。

Q.企画準備中に困ったことはありますか?
A.盆栽は生き物です。このデリケートな展示品をどう管理するかが心配でした。
室内の長期展示は日光があたらないことをはじめ、乾燥やお客様との接触など、
対策しなければならないことが山積みでした。
展示中は、清香園さまにご指導いただきながら、スタッフ一同が愛情をこめて
メンテナンスを行なっています。
毎日お水をあげている内に情が移り、中には交換時の別れを本気で悲しむ
スタッフも現われました。

Q.限定商品は販売していますか?
A.はい、特製干菓子「松竹梅」を販売中です。
とらや所蔵の焼印をもとに木型を彫りおつくりした、寿ぎの干菓子です。
パッケージは後半展示でご協力いただく、折形デザイン研究所さまに監修して
いただき和紙と水引をつけました。
1箱1,470円。「松」「竹」「梅」3つのパッケージからお選びいただけます。

   

Q.最後にご覧いただく皆様へ一言。
A.期間を通して、さまざまな吉祥の植物の由来をご紹介する他、「松竹梅」や「桃」に
ついてのコラムを記載したパネルも見どころです。
壁面展示では、美術工芸品の世界に見る吉祥(おめでたい兆し)の植物をご紹介
しています。
会期を通じて華やかな内容になっていますので、ぜひ会場にお運びください。

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祝いの樹花 松竹梅と桃展
2011年12月15日(木)~2012年3月13日(火)
とらや東京ミッドタウン店(店舗併設ギャラリー)
前期:2011年12月15日(木)~1月31日(火)
後期:2012年  2月  1日(水)~3月13日(火)
           後期は折形デザイン研究所さまにご協力いただき、長寿と邪気払いの
           象徴「桃」を、菓子と折形でご紹介いたします。
※1月31日(火) は展示替えため、ギャラリーは15時で閉場となります。

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とらや東京ミッドタウン店
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Thursday, December 22, 2011

御題羊羹『春のみぎわ』

早いもので、今年もあと数日となりました。

今日は、新年の宮中行事である「歌会始(うたかいはじめ)」*1のお題(おだい)にちなんだ
羊羹『春のみぎわ』をご紹介いたします。

とらやの記録をひも解くと、明治40年(1907)の大内帳(御所の御用を書き留めたもの)に
お題に添った菓子をお納めしたことが記されています。
その後も、大正・昭和の資料からは、お題を題材とした菓子をおつくりしていたことが分ります。

平成24年(2012)のお題は「岸」。
この「岸」をテーマとした御題羊羹がこちらです。



















とらやでは毎年、社内公募により御題菓子・干支菓子の意匠や菓銘を考案しています。
今年は、お題「岸」に657図案が応募され、その中から御題羊羹『春のみぎわ』として
商品化されました。

この『春のみぎわ』は、京都で事務に携わる社員が、京都嵯峨野にある「大沢池」の湖岸
の桜が満開になった情景を思い浮かべ考案しました。
薄紅色の道明寺羹と黒の煉羊羹による意匠から、満開となった岸辺の花が水面に
映った様子を、感じ取っていただければ幸いです。

このような社内公募は、昭和8年(1933)のお題「朝海(あしたのうみ)」からはじまりました。
その後、第二次世界大戦で社内公募は中断しましたが、昭和33年(1958)のお題「雲」より
再開し、御題菓子は年末年始の風物詩となっています。



終わりに、昨年と一昨年の御題羊羹をご紹介します。
 
 

御題羊羹『葉ぼたん』
平成23年(2011)の御題「葉」にちなみ、牡丹の花のように
美しく重なり合った葉を、紫と白の道明寺羹と緑の羊羹で
表わしました。





御題羊羹『春の兆し』
平成22年(2010)の御題「光」にちなみ、萌え始めた草木に
やわらかな光が降りそそぐさまを表現した羊羹です。
橙色の多い面から切り進めると、だんだんと緑色が多くなり、
草木が芽吹いていくさまをお楽しみいただけます。




平成24年(2012)の歌会始は1月12日(木)です。
年末年始のご挨拶や皆さまのお楽しみとして、御題羊羹『春のみぎわ』を
干支羊羹『翔龍』とあわせて、ぜひご利用ください。

*1歌会始:宮中における年始の歌会。明治7年(1874)より国民からも歌を募るようになり、今では新年恒例
                  の行事となっています。現在では、多くの和菓子屋でお題にちなんだ和菓子が売られています。
                  詳しくは宮内庁のホームページをご覧ください。http://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/utakai.html


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御題羊羹『春のみぎわ』
  販売店:全店
  販売期間:11下旬~1月中旬
  価格:1本3,465円
  賞味期間:製造から65日
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Monday, December 19, 2011

虎屋菓寮京都一条店|冬至を楽しむ2日間















冬至は、二十四節気のひとつで、1年でもっとも昼が短く、 もっとも夜が長い日です。
虎屋菓寮 京都一条店では、〝冬至を楽しむ2日間〟と銘うち、冬至の日とその前日に
『柚子羹』と「夕暮れ時」をお楽しみいただけるような演出をいたします。




夕方4時からは店内の照明を落とし、
テーブルにはキャンドルが灯されます。
*画像は昨年のものです

庭の蔵や鳥居、そして木々や水盤を
ライトアップいたします。




テーブルに置かれる「鐶虎」をモチーフ
としたキャンドルプレート。



『柚子羹』をお1人様分にカットして、
2日間だけの特別メニューとしました。
*画像はイメージです


虎屋菓寮 京都一条店の照明デザインは、石井リーサ明理氏によるものです。
夕暮れから閉店までの2時間、2日間限りの冬至の風情を、ぜひご体験ください。

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[虎屋菓寮 京都一条店]
店舗詳細はこちら
[冬至を楽しむ2日間]
期間:2011年12月21日(水)22日(木)
特別メニュー:『柚子羹』1,071円(税込)
                     ※煎茶または抹茶付
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ご意見おまちしています。
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Friday, December 16, 2011

とらや『和菓子かるた』

日本の伝統的な遊びには、娯楽としてだけでなく
教養や感性を磨くといった魅力があるのではない
でしょうか。
今日は、そのような伝統的な遊びの良さを再確認
していただきたいとの思いから生まれた、
『和菓子かるた』をご紹介いたします。

『和菓子かるた』は、とらやに残る大正七年の
「御菓子見本帳※1」に描かれた菓子絵図をもとに
制作した「いろはかるた」です。
左の画像の〝ポスタータイプ〟と、後半でご紹介
する〝札タイプ〟をおつくりしています。
〝ポスタータイプ〟は江戸の頃の木版摺りの
「かるた」をイメージして制作しています。
このままポスターとして飾り、菓子絵図や菓銘を
お楽しみいただくことや、昔のように鋏で切り分け
遊ぶこともできます。



「いろはかるた」は、いろは47文字の「ことわざ」が書かれた読み札と、その情景が描かれた
取り札をあわせて遊びます。
上方、江戸、尾張などの地方でその内容は異なり、「一寸先は闇」の上方に対して江戸は
「犬も歩けば棒に当たる」ではじまりますが、どちらもいろは47文字の後には「京」を加えた
48組の合わせかるたとなっています。
『和菓子かるた』は、48組(いろは47文字+京)をとらやの菓子絵図の取り札と、いろはに
沿って菓子を説明する読み札の組み合わせです。
読み札をそのままお読みいただく「いろはかるた」の遊び方のほか、読み札3行目の菓銘を
読みあげて、そのお菓子が描かれた取り札をお取りいただくこともできます。


左の画像は〝札タイプ〟の『和菓子かるた』です。

    い … 色  とりどりに  重絹(かさねぎぬ)
    ろ … 老梅の  見立て  齢の梅(よわいのうめ)
    は … 春を  夢みて  冬籠(ふゆごもり)  
  
    京 … 京都で  創業  五百年

画像で分るように、札を混ぜる際に読み札と取り札
の区別ができるように、札の背色を色分けしています。



読み札3行目の菓銘を読みあげて、
そのお菓子が描かれた取り札を取る。
この遊び方を社内で試しましたが、
これは社員にも難しいものでした。
とらやの菓子と菓銘の知識アップに
挑戦したい皆さま、人が集まる年末
年始に、ご家族でを楽しんでみては
いかがでしょうか。





※1:菓子の姿を彩り美しく描いた見本帳。
       ご注文の参考のためにつくられたと考えられている。
       カレンダー豆皿も、見本帳をもとに制作しています。


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『和菓子かるた』
販売店:東京ミッドタウン店
              *年末年始は〝札タイプ〟のみ一部の直営店でも販売しています。
価格:ポスタータイプ1,260円(税込)
         札タイプ2,205円(税込)
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ご意見おまちしています。
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Tuesday, December 13, 2011

新年限定パッケージ小形羊羹

12月も半ばを迎え、年の瀬も間近になって参りました。
とらやではこの時期に、翌年の干支をデザインしたパッケージの『新年小形羊羹』を
おつくりしています。




















2012年の干支は「辰」。
辰(龍)は、十二支のなかで唯一の架空の動物であり、古来神秘的な存在として
位置づけられ運気上昇を招くともいわれます。
今年の『新年小形羊羹』は、この龍が勇ましく天空を駆ける姿をパッケージに描き、
新年を寿ぐにふさわしいデザインにしました。

『夜の梅(小倉)』『新緑(抹茶入)』『おもかげ(黒砂糖入)』の3種類の味わいで、
紅・緑・黄の華やかな限定パッケージは、きっと、年末・年始の集まりや贈りもの
としてお喜びいただけると思います。



左の画像は、2009年の「丑年」から今回までの
新年限定パッケージです。
2011年「卯年」は、どこか安心するような兎の
穏やかな表情を感じ、2009年「丑年」には力強く
日本的なタッチが感じられます。
一方で、2010年「寅年」と2012年「辰年」には、
何か共通した困難に立ち向かうかのような精悍
さや勇ましさを感じます。
                                                      皆さまはどのように感じられますか?


『新年限定パッケージ小形羊羹』は、1月上旬までの限定販売です。
全店で販売しておりますので、この機会にぜひご利用ください。

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販売店:全店
販売期間:12月下旬~1月上旬
                ※限定数終了の際にはご容赦ください
価格:1本210円(税込)
賞味期限:製造から1年
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Friday, December 09, 2011

冬至と柚子羹

冬至は二十四節気のひとつで、1年で最も昼の時間が短い日です。
今年は12月22日がその日にあたります。

冬至に柚子湯に入ることは、広く知られていますが、なぜ冬至の
行事に柚子が欠かせないものとなったのでしょうか・・・
「桃栗3年、柿8年、柚子は9年でなりさがる」といわれるように、
柚子は実がなるまでに長い年月がかかります。
このことから、柚子は、長期間風雪に耐えやがて成功する象徴
として尊重されてきました。
また黄色は、陰陽道で五行思想の根本をなす色であり、邪を祓い
疫を防ぐものとされていることから、黄色の柚子をこれに重ねて
いるともいわれています。
これらの謂れから、1年の煩悩を洗い流し寒い冬を健康に乗り切る
ために、冬至の行事には柚子が欠かせないものとなったようです。





















とらやでは、冬至にちなみ『柚子羹』を予約販売いたします。
『柚子羹』は、大ぶりの柚子の中味をくり抜き、柚子の果汁を
用いてお作りした羊羹を流しいれた菓子です。
ご家族でお好みのサイズに切り分けて、お楽しみください。
※ お好みにより皮ごとお召し上がりいただけます。

『柚子羹』は、冬至の日とその前日の2日間をお渡し日として、
12月17日(土)までの予約販売です。
※2日間とも限定数を終了しました。
この機会に、暮らしの節目を和菓子でお楽しみください。


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予約期間:12月1日(木)~17日(土)*限定数に到達まで
お渡し日:12月21日(水)・22日(木)※2日間とも限定数を終了しました。
価格:2,100円(税込)
重量:NET約200グラム
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本日ご紹介した『柚子羹』のほかにも、柚子を使った菓子をお作りしています。


『柚形』

柚子の皮をすりおろして加えた薯蕷饅頭です。
消費期限:2日
価格:420円(税込)
販売店:生菓子販売店
販売期間:12月1日~12月15日

『柚子ごよみ』

柚子の果汁と蜜漬けの皮を使い、とらや伝統の羊羹の製法を
活かしておつくりした菓子です。
賞味期限:製造から75日
価格:336円(税込)
販売店:全店・オンラインショップ
販売期間:~11月中旬~1月中旬


ご意見お待ちしています。
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Tuesday, December 06, 2011

とらやカレンダー2012



今年も早いもので、一年の締めくくりの時期となり、カレンダーも残り一枚となりました。
そこで今日は、皆さまに〝とらやカレンダー2012〟をご紹介いたします。



とらやカレンダーは、和菓子で四季の移ろいを感じていただきたい
との思いを込めたカレンダーで、2012年はとらやに現存する最も
古い見本帳「御菓子之畫圖(おかしのえず)」に描かれた菓子絵図
で1年を綴りました。
カレンダーの表紙(画像左)には、新年にふさわしく夜明けを思わせる
『あけぼの』を、1月(画像上)には、常世の国(とこよのくに)から長寿の
霊菓を求めさせたという伝説がある、橘(たちばな)の実をかたどった
『花たちばな』の絵図を使用しています。


「御菓子之畫圖」(画像左)は、
元禄8年(1695)に描かれた
見本帳です。
彩色された74の菓子絵図が
描かれ、注文の参考として
作られたと考えられています。
菓子の絵図の下には菓銘が
書かれ、羊羹のような棹菓子やひとつひとつ手作りする数菓子(かずがし)の絵図や菓銘からは、
当時の日本人の美意識を感じることができます。
「御菓子之畫圖」には、カレンダー12月に掲載される『千代見餅(ちよみもち)』などの、
現在お作りしている菓子や、2月の『あられ地』や6月の『玉の井』のように『豆皿』として
制作している菓子もあります。




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とらやカレンダー2012

販売店:赤坂本店・東京ミッドタウン店・銀座店・日本橋店・帝国ホテル店
              横浜ランドマークプラザ店・御殿場店・京都一条店・京都四条店
価格:1,575円(税込)
サイズ:20.5×10.1×1.8㎝
用紙:和花紙
版式/色数:オフセット4色
販売数:350組  *売切れの場合はご容赦ください
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とらやカレンダーには、それぞれの菓子の解説書を付録としてお付けしています。
菓子の意匠と銘から、季節をお楽しみください。


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Friday, December 02, 2011

『髙根羹』の職人技

季節の羊羹『髙根羹(たかねかん)』は、毎年この時期に新年を寿(ことほ)ぐ菓子として
お作りしています。
今日は、この『髙根羹』を菓子作りの面からご紹介します。

















高根は、「高嶺」「高峰」とも書かれ、高い峰や山を指す言葉です。
なかでも「富士の高根」といえば富士山のことで、その気高く美しいさまは多くの歌に
読まれています。
『髙根羹』は、雪化粧をした富士山を紅色の背景に象徴的に表わした羊羹です。

意匠をよくご覧いただくと、山の稜線に沿って雪が裾野へ向かっています。
また、富士山中央にも、雪が山の緑を斜めに覆っている部分があります。
力強くシンプルななかに、どこか繊細な印象が感じられるのは、このような微妙な
表現があってからこそではないでしょうか。


この画像は、富士山型の枠に白煉羊羹を流し、
裾野へ向けて広がる雪を表現するために、
ヘラを使い型のふちまで白煉羊羹を上げて
いる場面です。
自然な雪の広がりを作るために数回に分けて
ヘラを使います。

次は、山の中央の雪が山の緑を斜めに覆う
部分です。
中央部にわずかに盛り上がるように白煉羊羹
を流し、白煉羊羹が平らになる前に、両側から
挟むように緑煉羊羹を流すことで、わずかな
表情が生まれます。



ご紹介した2つの工程を、皆さまはどのようにお感じになりましたでしょうか?
ヘラを使うこまかな作業や、次の羊羹を流し込むタイミング。
これが早すぎても遅すぎても、『髙根羹』の意匠はできあがりません。
伝統の製法で、職人が1本1本心をこめて手づくりしているからこそ、明治40年(1907)
の初出から変わらない商品となるのではないでしょうか。




このようにして作られた『髙根羹』。
今年より、1本の中身をふたつに分けてパックいたしました。
また、中身をふたつに分けたことに合わせて、ハーフサイズ(画像下)が加わりました。























江戸の頃から続く大棹サイズはそのままに、少人数のご家族
でも持て余すことなくお召し上がりいただけます。

年末年始のご挨拶やおせち料理に添えるなど、この時期
ならではの和菓子として、ぜひお買い求めください。



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販売店:全店
販売期間:12月1日~12月下旬
価格:1本(ハーフサイズ×2)7,350円

        ハーフサイズ1本3,675円
賞味期限:製造から140日
とらやオンラインショップでもお求めいただけます。
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ご意見おまちしています。
E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/

Monday, November 28, 2011

暖簾のしるし











とらやの暖簾(のれん)の左右に、朱で押された印字があることにお気付きでしょうか?

写真をよくご覧いただくと、暖簾の右には「千里起風」、左には「御菓子調達所」と
「黒川」と朱色の印字が施されています。

とらやの屋号にある「虎」は、1日に千里往って千里還る
といわれます。
暖簾右側の印は、虎が勇猛果敢に風を切って走る様に、
とらやの商売をなぞらえたのではないかといわれています。
とらや10代当主黒川光廣が、文化11年(1814)に店の守り神
である毘沙門天(びしゃもんてん:虎は毘沙門天とゆかりの深い動物)に捧げた
「願文」には、「当家の屋号を虎屋と申事も尊天の加護力にて、斯一天の君の御用
を蒙る冥加かたかた其因によりて号し事也」と書かれています。
これは、「虎屋の屋号は、毘沙門天のご加護によって一天の君(天皇)の菓子御用
をうけたまわっている、お礼の意味をこめて名づけたものである。」
という意味で、ここからも屋号に託された思いを感じることが
できます。
左の「御菓子調進所」と「黒川」は、とらや当主の苗字「黒川」と
菓子を作っている店であることを表わしています。




この朱色の印字は、いつ頃に誰が作ったものかはわかりませんが、大正14年の
店頭写真(下の画像)にも「千里起風」の印が認められます。



パリ店と東京大丸売店の画像をご覧ください。
暖簾をくぐり店に入ることはできませんが、とらやであることがすぐに分る
店舗の大切なデザインとなっています。


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Friday, November 25, 2011

干支羊羹『翔龍』





















とらやでは、毎年この時期になると、翌年の干支を表現した羊羹の販売が始まります。
平成24年の干支羊羹は、緑と黄の縦縞の意匠で「龍が天に昇る姿」天を力強く翔ける姿」を
表わした『翔龍(しょうりゅう)』です。
十二支のなかで、唯一の架空の動物である辰(龍)は、古来神秘的な存在として位置づけられ、
運気上昇を招くともいわれます。


ここで、とらやの干支菓子についてご紹介します。
干支菓子は、昭和59年(1984)に翌年の干支を表わした押物製『丑』を販売したのがはじまりで
今年で28年となります。干支羊羹としては、平成9年(1997)
に寅年に向けてお作りした『寅』から数え今年で15年目です。
左の画像は、平成12年(2000)の辰年にあわせてお作りした
干支羊羹『辰』です。抽象的意匠の『翔龍』(上の画像)と
比較していただくと、『辰』には龍の背を具象的に捉えている
という違いが感じられます。


『翔龍』は、一般的な赤褐色の小豆に比べ栽培が難しく希少な原材料といわれる白小豆など
つかい、その風味を損なわないよう職人が手作業でつくり上げています。
年末年始のご挨拶や、辰年生まれの方への贈り物など、きっとお喜びいただけると思います。
全店で販売しておりますので、ぜひお買い求めください。

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販売店:全店
販売期間:11月下旬~1月下旬
価格:1本3,465円

賞味期限:製造から140日
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ブログをご覧の皆さまに、虎屋群馬農場での白小豆収穫の様子をご紹介いたします。


先ずは、11月に収穫された白小豆を
ご覧ください。
大きさや形状は赤褐色の小豆とほとんど
同じかやや小粒で、色は乳白色です。
この後、豆の大きさや品質から選り分け
ていきます。 
   

左の画像は11月12日のもので、隅で慣れない手つきで
作業しているのは、土日を利用して出掛けた事務職の
社員です。
白小豆は丈が長く曲がって伸びるため、小豆のように
機械で刈り取ることができず、手作業で行なっています。
種まきや収穫には、群馬農場の者だけでなく普段は
工場で働く社員が研修として参加しています。


さやの色が、青から茶に変わってきたものから収穫していきます。
鎌やハサミを使い株ごと切り取り、一晩以上乾燥させた上で白小豆の
粒をとりだします。
ひとつのさやには、7~8粒の白小豆が入っています。

とらやでは、今日ご紹介した干支羊羹『翔龍』のほかにも、白小豆を
使った多くの菓子をおつくりしています。
このため群馬農場とともに、群馬県利根郡を中心とした約500軒の
農家に栽培を委託しています。



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